今,保険の義歯をどう作るか
より良いものを,より効率よく
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■1996年以来20年にわたるロングセラー『保険の総義歯をどう作るか』に,「保険のパーシャルデンチャー」を加えた全面改訂新版.
■不採算と言われる“保険の義歯”について,いかに効率よく,かつ良いものを作れるかを考え,そのテクニックを提示.
■読みやすい文章と多くの写真でわかりやすく解説.
Ⅰ 保険の総義歯をどう作るか―今の私の考え方・作り方……村岡秀明
1.『保険の総義歯をどう作るか』から20年
2.保険の総義歯,私の考え方
(1)コピーデンチャーを利用する
(2)総義歯のあり方,あるべき姿について
1)総義歯には総義歯の形がある
2)なぜ「総義歯らしい形」について理解しなければならないのか
3)天然歯の状態を復元する
4)おやまの法則
5)印象は顎骨の形を採る
6)顎堤吸収が進んだ症例の個人トレー印象の難しさ,咬合採得の難しさをコピーデンチャーがカバーする
7)義歯外形と人工歯排列位置の関係
8)下顎人工歯の排列位置から見た上顎人工歯の頬舌的排列位置
9)なぜパウンドラインなのか
10)私のパウンドライン
11)下顎臼歯部頬側辺縁の位置
12)下顎臼歯部頬側辺縁と上顎頬側辺縁との位置関係
13)下顎総義歯の形を考える―顎堤吸収が進んだ場合
14)下顎総義歯の舌側辺縁
15)下顎総義歯の頬側辺縁
16)上顎総義歯が外れるとき
17)あっちが痛い,こっちが痛い,といわれたら
18)総義歯作製のための顎位は
19)咬合と咬合調整
3.保険の総義歯,私の作り方
(1)上下を別々に作っていく
(2)コピーデンチャーを利用する
(3)下顎に咬座印象法を取り入れる
Ⅱ 保険のパーシャルデンチャーをどう作るか
―今の開業医の考え方・私の作り方……内田雄望
1.保険のパーシャルデンチャーの問題点など
2.保険のパーシャルデンチャー,アンケート結果から見える開業医の考え方
3.保険のパーシャルデンチャー,私の作り方
(1)総義歯とパーシャルデンチャーの二重印象
(2)咬合採得の工夫
(3)対合歯,隣在歯を触らずに行う(やるかどうかの判断基準)
(4)どこまで技工をやるか(院内技工,保険の場合の外注の使い方)
(5)クラスプ,人工歯,レジン床の選択
(6)ガイドプレーンの工夫
(7)コストに負担をかけない―安価な器材の活用
Ⅲ 保険の義歯をどう作るか―Q&A……内田雄望
Q1.「保険はそこそこ……」というときの“そこそこ”って?
Q2.「保険でお願いします」という患者さんは,本当は何を求めているのか?
Q3.対応に困る患者さんに,どこまで付き合うか?
Q4.なぜ,保険の義歯治療は不採算といわれるのか?
Q5.どのように勉強すれば,義歯がうまくできるようになるのか?
Q6.コピーデンチャーを簡単に作る工夫はあるか?
Q7 保険の範囲の中で,咬合をどう収めていくか?
Q8.認知機能が落ちてきた患者さんへの対応は,どうすればよいか?
Q9.便利な器具,使いやすい器具はあるか?
Q10.義歯修理への対応は,どうすればよいか?
Q11.これから義歯は増えていく? 減っていく?
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