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日本歯科評論 増刊2009 創造的歯科医療に向けたディシジョンメイキング

口腔と全身の機能,そして患者さんの社会性を高めるための診断基準から治療まで

「インターディシプリナリ・アプローチ」を実践している気鋭の臨床家が示す,創造的歯科医療を実践するための考え方や具体的対応

著者 中原 悦夫 編著
石井 信之 編著
ジャンル 日本歯科評論/増刊
一般歯科臨床
出版年月日 2009/10/20
雑誌コード 0693410
判型・ページ数 A4変・180ページ
定価 6,380円(税込)
在庫 在庫あり

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■近年,インプラントや歯科用CT,マイクロスコープの登場で治療の選択肢が広がり,より確かな診断が可能になったことで,「保存」か「抜歯」かの診断基準も変わり,歯科医療は大きく進化しつつあります.
■そのような進化を背景に,今後の歯科医療においては,患者さん個々の状態を見据えて理想的なゴールを設定し,自らの技術の枠組みを超えて他の専門領域とも積極的に協力し合う医療システムの構築と,そのための確かなフィロソフィーが求められています.

■本書ではそのような「インターディシプリナリ・アプローチ」を実践している気鋭の臨床家の皆様から,創造的歯科医療を実践するための考え方や具体的対応について示していただきました.

■本書は,社会・経済的背景のさまざまな患者さんの希望に適った歯科医療の提供に十分お役立ていただけることと存じます.

Ⅰ 歯をまもる,そして患者をまもるためのフィロソフィ――歯科医師の意思決定に影響する社会的要因の検証……中原悦夫(東京都千代田区)

Ⅱ 確かな診断から広がる歯科医療の世界―エンド,抜歯,インプラントの診断基準における歯内療法医の役割……石井信之(神奈川歯科大学)

Ⅲ 私の診断学―歯を残すとき,歯を抜くとき,そして治療まで
 ・歯の保存の限界からみた抜歯の基準……天谷哲也・中川寛一(東京歯科大学)
 ・抜歯基準の再考―歯科用CT三次元画像により導き出される診断基準……冨永尚宏(長崎県長崎市)
 ・集学治療におけるエンド vs インプラント― to be or not to be……飯田正人(京都府京都市)
 ・患歯の「保存」か「抜歯」を決める思考法……高橋慶壮(奥羽大学)
 ・インプラント療法からみた抜歯基準とその注意点……小宮山彌太郎(東京都千代田区)
 ・保存が困難な上顎中切歯の治療オプションを考える―外傷歯を対象として……月星光博(愛知県海部郡)
 ・矯正診断における意思決定のメカニズム―3D資料の意義と抜歯・非抜歯の基準,そして治療システムの選択について……嘉ノ海龍三・石井信行・中筋宏明(兵庫県姫路市) 
 ・健康な歯を残そう―非歯原生疼痛の観点から……羽村 章(日本歯科大学附属病院)
 ・日本歯科界の大きな忘れ物―衛生学的ストラテジー……八重垣 健(日本歯科大学)

 ・診断とは何か……飯島国好(東京都大田区)

Ⅳ 歯科界の巨人が残した歯科医療のフィロソフィー……桑田正博(愛歯技工専門学校,クワタカレッジ)

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