日本歯科評論 別冊2006 これで大丈夫! 患者さんへの情報発信 歯周病と全身疾患

日本歯科評論 別冊2006 これで大丈夫! 患者さんへの情報発信 歯周病と全身疾患

国をあげて“生活習慣病への対応”が求められている今! 情報をほぼ網羅し,やさしく・わかりやすくをモットーに記述!

著者 野口 俊英 編著
ジャンル 日本歯科評論/別冊
歯周治療
出版年月日 2006/05/17
雑誌コード 0693405
判型・ページ数 A4変・200ページ
定価 5,280円(税込)
在庫 在庫あり

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■歯科医療のプロフェッショナルとして,歯周病と全身の健康とのかかわりを正しく・わかりやすく患者さんや一般の人びとにお話しし,よりよい患-医関係を築きたい!本書はこのような願いを持つ多くの医療人に向けて書かれたものです.
■生活習慣病としての歯周病は歯牙喪失の主要原因であるばかりでなく,糖尿病や心臓病あるいは誤嚥性肺炎や未熟児出産など多様な全身性疾患,さらには現代人の悩みである肥満との間で相互に強い影響を与え合っていることが,米国の大規模な研究で報告されました.患者さんや人びとにこれらをどのように伝え,理解を得るかは,今後の歯科医療にとってきわめて重要です.
■今わかっている情報をほぼ網羅し,やさしく・わかりやすくをモットーに記述してありますので,待合室に常備して,患者さんへの情報源としてもお役立ていただけます.

1.歯周治療は歯周組織の健康のためだけに行うのですか?
 患者さんへの説明モデルを試みる…………………野口俊英・石原裕一(愛院大・歯周)

2.歯周病の原因はプラークだけですか?
 マルチファクトラルな疾患:歯周病………………野口俊英・福田光男(愛院大・歯周)

3.科学的根拠は医師と患者さんをつなぐ共通言語
 歯周病と全身疾患とのかかわりを理解するのに
 適切な文献としてどんなものがありますか?………島内英俊(東北大・歯内歯周治療)

4.歯周病はどんな全身疾患とかかわりを持っているのですか?

4-1 歯周病と糖尿病のかかわり

 4-1-1 あなたはちゃんと糖尿病を知ってますか?………松原達昭(愛院大・内科)

 4-1-2 あなたはプロフェッショナルとして成人の10%以上の糖尿病を持つ人々に,
      歯周病のリスクとその関連性をどう伝えますか?
      ………………………………………………岩本義博・西村英紀(岡大・歯周)

4-2 歯周病と心臓病は関係があるって本当ですか?
   ………………………………………………吉成伸夫・野口俊英ほか(愛院大・歯周)

4-3 口腔の健康はAir Wayからみてもこんなに重要です
   ―歯周病と誤嚥性肺炎……………………米山武義(静岡県・米山歯科クリニック)

4-4 歯周病と早産,低体重児(未熟児)出産

 4-1-1 本当はコワイ,妊娠期の歯周病
      ―歯周病と早産・低体重児出産の関連はどこまでわかっているのですか?
      ……………和泉雄一ほか(鹿児島大・歯周)・古市保志(北療大・歯周)

 4-4-2 親が変われば子どもが変わり,子どもが変われば未来が変わる
     ―妊産婦の口腔ケアと医科(産科・小児科・内科)との連携
      …………滝川雅之(岡山市・ハロー歯科)・三宅 馨(岡山市・三宅医院)

 [column 待合室のアドバイス]
 “プレママの心得”―妊娠期の心と体とお口の健康
  ……………………………………………………品田佳世子(東医歯大・健康推進歯学)

4-5 歯周病と骨粗鬆症の関連

 4-5-1高齢なんてコワくない―骨粗鬆症を予防するためのとっておき!?
     …稲垣幸司(愛院大・歯周)・蜂谷裕道(名古屋市・はちや整形外科病院)ほか

 4-5-2 パノラマX線写真からわかる骨粗鬆症―ココが“読み”のポイント
     ………………………………………………………田口 明(広大・歯科放射線)

4-6 肥満と歯周病って関係があるのですか?
   ………………………………………………………齋藤俊行(九大・口腔ケア・予防)

5.生活習慣病と歯周病

5-1 生活習慣病を点数化するとこうなった
   ……………………………………………………中垣晴男(愛院大・口腔衛生)ほか

5-2 口の中は“危険がいっぱい”―リスクファクターとしての喫煙
   …………………………………………………………雫石 聰・片岡宏介(阪大・予防)

5-3 ストレスは歯周病と関係があるのですか?
   …………………………………………………惣卜響子・吉成伸夫ほか(愛院大・歯周)

6.ヘルシーライフと栄養
  ―“トクホ”が関心を持たれるワケ

6-1 歯周病改善に対する栄養的配慮……………市江美津昭(名古屋掖済会病院・栄養科)

6-2 サプリメントは歯周病に効果があるのですか?
   …………………………………武村あかね(サンスター(株)・ヘルスケア研究開発)

7.歯周治療の重要性をどう人びとに伝えますか?

7-1 歯科医師の役割……………………………………………………伊藤公一(日大・歯周)

7-2 歯科衛生士の役割……………………………野村正子(日歯大・東京短大・歯科衛生)

8.全身疾患を持つ患者さんへのモチベーションはどう行いますか?
 多様性を有する患者さんへの心理的アプローチ
 ……………………………………………福田光男・村上多恵子(愛院大・歯周/口腔衛生)

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