アドバンスドデンチャーテクニック
長期使用を目指した義歯の製作とメインテナンス
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■高齢化が進み,すれ違い咬合や顎堤が吸収した症例など高い治療技術を必要とする難症例が増えています.また,欠損補綴に対する患者さんの要求も高度化していることから,義歯の機能性と審美性の向上を目指した多様なアプローチが必要とされています.
■本書では,「義歯を長持ちさせる,長く使ってもらう」ための視点から,欠損歯列に対する検査・診断,設計の考え方,アドバンスドな臨床術式とメインテナンス,経年的な変化への対応法について,症例を交えて詳しく解説します.
Ⅰ パーシャルデンチャーの需要が高まる社会的な背景
1 人口の超高齢化と口腔内の状況の変化
1.わが国の超高齢化/2.8020運動の推進/3.高齢者の口腔内
2 全身の健康と口腔機能の関わり
1.全身的健康の低下/2.口腔機能の低下と回復
3 なぜパーシャルデンチャーなのか
1.高齢患者の補綴治療/2.残存歯の分布傾向/3.インプラントvsパーシャルデンチャー
Ⅱ パーシャルデンチャーの設計原則
1 設計原則の遵守
1.長寿義歯に学ぶ/2.咬合保全の環/3.設計原則/4.対極の義歯
2 検査・診断の視点
1.パーシャルデンチャーの検査項目/2.旧義歯の検査/3.治療計画の実際
3 義歯設計の実際
1.設計の手順/2.強支持型・強把持型の設計
4 前処置と後処置
1.支台歯の形態修正/2.中間欠損の意義/3.ガイドプレーンの曲面形成(鼓隙効果)/4.義歯装着後に行う後処置
Ⅲ アドバンスドテクニック
1 機能的咬合印象(FBI)
1.臨床術式と技工術式/2.トレーレスFBI/3.上下顎義歯同時製作時のFBI
2 金属構造義歯とデジタル製作
1.金属構造義歯の技工術式/2.フレームワークのCAD/CAM製作/3.デジタルデンチャーの将来
3 リモールディング
1.人工歯の排列方法/2.力学的均衡の成立範囲/3.歯槽頂外斜線法則/4.リモールディングとは/5.リモールディングの臨床術式/6.リモールディングの臨床評価
4 ピエゾグラフィー
1.ピエゾグラフィーとは/2.ピエゾグラフィーの採得材料/3.ピエゾグラフィーの臨床術式/4.ピエゾグラフィックスペースの特徴/5.ピエゾグラフィーの再現性
5 インプラントパーシャルデンチャー
1.IRPDの種類と適応症/2.インプラントの埋入位置/3.IRPDの生存率/4.IRPDの義歯設計/5.IRPDを成功に導くためには
Ⅳ 義歯装着から始まる補綴治療
1 義歯装着時と装着直後の問題点
1.義歯装着時の確認事項/2.義歯装着直後の不快事項
2 長期経過の中で発現するトラブル
1.義歯の破折/2.人工歯の摩耗/3.義歯の回転変位
3 顎堤吸収と欠損の拡大
1.リライン/2.義歯のリフォーム
4 デジタル技術を応用した義歯修理
1.デジタル技術を用いた義歯調整/2.クラスプに適合させた歯冠修復/3.デジタル技術を用いた新義歯再製作
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